ROE(自己資本利益率)をわかりやすく解説!計算式や活用方法を紹介!

ROE(自己資金利益率)とは?

ROEとは通称=自己資金利益率と言われているもので、投資家がその企業の株式を買う上で参考にするものです。

株式投資をする上では、非常に大切な指標となりますのでROEとはなんなのかということをマスターしておけるようにしましょう!

ROEの計算方法

ROEの計算方法は以下の通りです。

【公式】

式だけ見ても分かりづらいかもしれませんので、簡単に例で説明します。

例えばあなたが企業の社長で、起業する際に100万円を自己資本として入れたとします。

なんとか運営がうまくいって1年後にはなんとか10万円の儲けが出たとします。

するとROEは

■10/100=10%

となります。

簡単ですよね!

つまりROEというものは「投資した金額に対して、どれだけ投資リターンが返ってくるのか」ということを表す指標ということです。

よって基本的にROEは高ければ高いほど良いといえます。

ROEの目安ってあるの?

ROEの目安は日本企業だとだいたいだ5%~10%で推移しています。

8%以上となると日本では高ROEの優良企業であるといえるでしょう。

しかし、これが海外、特に米国だと大きく異なってきます。

米国の企業だとトップ10の企業でROEは50%前後から200%弱と日本とは次元が違うレベルの高さとなっています。

ROEが100%を超えると、自己資本以上のリターンが返ってくるということなので、投資する側からしても非常に魅了がある企業であるといえるでしょう。

特に米国では企業は株主のものであるという意識が強いため、企業の経営陣もどのように株主に利益を還元していくかといったことに焦点を当てるため稼ぎやすい組織体制ができているといえます。

逆に言えば、日本の企業は株主目線の経営ができていないため、企業に投資する際のROI(投資利益率)が低くなっているという事ですね。

つまり日本株に投資しても日本企業は利益を生み出せず株主に対するリターンが少ないため、日本企業のROEは海外の企業と比較しても低くなっているということです。

なぜROEは今注目されているのか?

実は近年このROEに注目が集まっています。

なぜROEに注目が集まっているのかというと、2014年に公表された「伊藤レポート」が発表されたからです。

このレポートは伊藤邦雄一橋大学教授を座長とした、経済産業省の「『持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~』プロジェクト」の最終報告書の通称です。

このレポートは大きな影響力を持ち、上場企業は資本効率を重視する「ROE経営」をするべきだという機運の高まりに大きな役割を果たしました。

この流れから、2014年以降日本企業はROEを高める経営を行っており実際に日本企業のROE平均は上昇傾向となってます。


参照:日経新聞電子版

ROEの活用方法

さて、それでは次にROEという指標の活用方法についてみていきましょう!

今までどのような投資判断で株を買えば良いか分からなかったという方は是非ROEを活用してみてはいかがでしょうか?

同じ業界の企業と比較する

まず1番簡単なROEの比較方法として、同じ業界同士の企業でROEを比較してみるということです。

というのも業界によってROEの水準、つまりROEの平均値が異なってくるからです。

仮に自動車業界のトヨタを買いたいと考えていた場合、同じ日本のトップ企業のソフトバンクと比較してはいけません。

同じ業界の日産やスズキ、または海外のフォルクスワーゲンやダイムラーなどとと比較するべきなのです。

【高難易度】デュポンシステムで分解する活用方法

またもう一つの方法として、ROEの収益分解をすることでその業界、または企業の収益構造を分析することができます。

この手法は一般的にはデュポンシステムと呼ばれており、米国の化学メーカーであるデュポン社が用いている方法になります。

具体的にROEを以下3つの要因に分解します。

そしてこれら3つの指標の具体的な計算方法は以下の通りです。

   

これら3つはそれぞれ企業のどのような状態を表しているのでしょうか?

売上高利益率

まず売上高利益率ですが、これは非常に単純で売り上げに対してどれだけ純利益を残せているかという指標になります。

販管費や特別損益などそれら諸々を引いた収益率を出しているということですね。

つまり、どれだけコストを引き下げて売り上げを上げることができているかといったことを表しています。

総資産回転率

次に総資産回転率ですが、こちらは式の通り、売上高を総資産で割ったものになります。

つまり、会社の資産に対してどれだけ効率よく売上を生み出せているかを表します。

この総資産回転率を上げるためには、売上自体を上げるか総資産を減らすと回転率が上がることになります。

財務レバレッジ

最後に財務レバレッジです。

レバレッジは「てこの原理」と同じで、どれだけ「てこ」を効かせた経営ができているかといったことを表します。

つまり自己資本でなく、社債や借入等でレバレッジを効かせて売上を上げるということですね。

この財務レバレッジを効かせればROEは上昇します。

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