金利と株価の関係性
今回は金利と株価の関係性についてわかりやすく解説していきたいと思います。
実は金利と株価には大きな逆相関の関係性があります。
つまり金利の上昇は株価を下落させ、金利の下落は株価を上昇させるということです。
実際にチャートを見てみると米国10年債金利チャート(オレンジ)の下落によってダウ平均株価(白)が上昇しているのが分かるかと思います。
参照:Bloomberg
逆に言えば、ある程度金利動向の予測ができれば株価が今後どうなるかといったことも予測できるというわけですね。
そしてこの金利というものは、各国の中央銀行が決定します。
つまり中央銀行が今後どのような政策を打ち出すかということさえ分かれば、中長期的な株価が予想が可能になるということですね!
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それでは早速、金利と株価の関係性について説明していきます。
金利が上がると株価は下がる理由
まず金利が上昇すると債権の市場における価値が上がります。
例えば年2%の利回りの債権があり、その利回りが3%に上昇すれば市場参加者は債権のポートフォリオの割合を増やします。
ポートフォリオの割合を増やす際には、なにかしらポートフォリオ内の別の資産を売却しなくてはいけません。
その際に売却される資産が株式であり、この株式の売りによって株価が下落することになるのです。
株価は元本が保証された商品ではないので、元本が保証された債権の金利が上がることで投資家は債権を保有する割合を増やすということですね。
逆に金利が下がった場合は、株価が上昇します。
金利が上がる場合とは逆の理論で、金利の下落は債権の市場価値を下落させ市場参加者はリスクをとって株式で運用するということですね。
つまり債権⇒株式へとお金が流れることになるので、その分株価が上昇するといわけですね!
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