オリックスの株価は右肩上がりに上昇
オリックスの株価が急上昇していますね。
オリックスといえばレンタカー、銀行、クレジットカードなど様々な企業を展開する日本の大手総合リース会社です。
オリックス・バッファローズというプロ野球球団も持っているため、「オリックス」という名前は一度は聞いたことがあるかもしれません。
直近までは1400円で推移していた株価が現在は1700以上まで急騰しています。
参照:ヤフーファイナンス
直近の決算短信では営業利益、当期純利益ともに減少傾向です。
シェアエコノミーやなどの広がりなどでリース事業は苦戦を強いられているという印象を受けます。
この決算短信からもオリックスの業績はそこまでよくないと思われますが、どうしてここまで株価の上昇が続くのはなぜでしょうか?
その要因は主に2つあります。
オリックス株価上昇の2つの要因
①株価下落による高配当
まず一つ目の要因が、長期的な株価の下落です。
オリックスの株価は2018年以降2100円近辺を高値に1500円程にまで下がり続けていました。
実は株価が下落すると配当利回りが上がるのです。
例えば100円の株で10円の配当利回りをもらうことができれば、配当利回りは10%になります。
これが100円から50円まで株価が下落し、配当金10円をもらうことができれば、配当利回りは20%と上昇することになるのです。
この原理で直近のオリックスの株価は下落し配当利回りは5%弱まで上昇していました。
参照:IRバンク
これを割安だと考えた個人投資家や機関投資家が割安感から買い始めたということになります。
②長期保有者優遇銘柄
もう一つの株価上昇要因がオリックスの株主優待長期保有者に対する優待制度です。
オリックスの株主優待は100株保有で約5000円分のカタログギフトをもらうことができます。
そしてこの株主優待は3年以上長期保有することによってカタログギフトの内容がグレードアップするのです。

このように長期保有特典をつけている企業の株価は下がりにくく、基本的には底堅く推移します。
3年以上保有し、特典も付いていたらなかなか売れないですもんね。
私もすでに2年保有しているため、なかなか売ることができません。
ですので株価が上昇したとしても、長期保有者が利益確定のために売るということは少ないため、オリックスの株価は比較的右肩上がりで上昇しているのが特徴になります。
まとめ
ここまでオリックスの株価上昇の要因を説明してきました。
株価の上昇要因は業績だけではないという事が分かったかと思います。
結局市場は人間の心理で動くということですね。
またオリックスは財務的にも安全性が高い企業となっています。
長期保有を目的とし、優待を楽しみながらオリックス株を保有してみてはいかがでしょうか?
優待について詳しく知りたい方は下の記事を参考にしてください。
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