現在の日本円は円安?
円は75円台から125円台まで円安に
参照:外為情報ナビ
現在の日本の為替水準は円安です。
アベノミクス以前は75円台であったドル円ですが、一時期125円台まで上昇する場面がありました。
この円安傾向は一体、いつまで続くのでしょうか?
円安になった要因
円安がいつまで続くのかを考える前に、なぜここまで円安が進行したのかを考えてみましょう。
主な要因は2つあります。
この円安の主な要因は、①米国による利上げと②日銀による金融緩和です。
①米国による利上
米国経済の回復から、米国の中央銀行であるFRBは利上げを決定しました。
利上げをするとその通貨の価値は必然的に上昇することになりますので、FRBの利上げ以降、ドル高が進行したということになります。
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ドル高が進行すると対ドルで見た円の価値が下落することになりますので、米国の利上げにより円安圧力がかかったということになります。
②日銀による金融緩和
またアベノミクス以降、日銀は国債を買い入れることにより、市場にマネーを流入し続けています。
参照:日経新聞
日銀が買い入れた金額は何百兆単位まで膨れ上がっており、日銀のバランスシートの資産は国債の買い入れによりかなり積み上がっている状態にあります。
つまり「円が」市場に溢れている状態が続いているという事ですね。
市場に円が溢れると、それだけ円の価値が薄まることになりますので、日銀による金融緩和によって円安への圧力が高まっているという事になります。
この二つの要因による円安状況ですが、今後一体いつまで円安傾向が続くのでしょうか?
今後の為替動向
日本の利上げにより円安終了?
結論から言えば、日銀の円安傾向は日銀の金融緩和縮小により終了することになります。
具体的には、現在日銀が行っている市場にマネーを流入するという政策を打ち止め、政策金利を引き上げた段階で円高傾向となるはずです。
為替水準としては1ドル90円台から100円台まで円高ドル安が進行すると思います。
現在米国が政策金利を引き上げている段階ですので、日本の政策金利引き上げは遅くとも2020年のオリンピック以降になるでしょう。
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