現在の米朝関係

参照:wikipedia
米朝関係は株や為替、世界景気に大きな影響を与えます。
現在の米朝関係は、以前より比較的安定し、お互いに歩み寄りをしている状態です。
北朝鮮側は核兵器の放棄というネタを武器に米国側に国交の回復を求めています。
米国側も核兵器の放棄をするなら経済制裁を解き、国交を正常化させていこうという姿勢で、トランプ大統領も以前と比べだいぶ強硬姿勢を見せることがなくなりました。
ただし、トランプ大統領は仲が良かった相手に対してもいきなりちゃぶ台返しで関係性をひっくり返すことも少なくないので、今後の米朝関係の行方も慎重に見ていく必要があるといえるでしょう。
米朝関係の経済の影響
それでは米朝関係の変化で経済にはどのような影響を与えるのでしょうか?
関係悪化で株価は下落
まず株式市場ですが、米朝関係の関係悪化で株価は下落します。
これはリスクが高まることにより、機関投資家がリスクオフとして運用資産を圧縮するため株式市場に売り圧力がかかるためです。
いきなり米朝で戦争をし、世界がめちゃくちゃになるということは考えづらいですが、機関投資家はそういったリスクも考慮しながらアセットを管理していかなければいけないため関係が少しでも悪化した場合、リスク調整をしなければいけないということですね。
リスクが高まると円高に
またリスクが高まると基本的にドル売り、円買いが進むため為替には円高圧力がかかります。
というのも多くの市場参加者がドルで運用しているため、リスクが高まった際はドルをリスクの低い円に戻すといった流れが生じるためです。
基本的に市場におけるポジティブ要因でドル高円安にネガティブ要因でドル安円高になると覚えておきましょう。
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米朝関係の今後
北朝鮮はなんとか国交を正常化したい
現在北朝鮮側はなんとかして米国国交を正常化し、経済制裁を解いてほしいと考えています。
よって米朝関係の今後は、北朝鮮側がなんとか譲歩し、交渉を裏で進めていくのではないかと考えられます。
北朝鮮もこれ以上、経済制裁され国際社会から無視されるようなことが続けば、自国経済を継続させることすら難しくなってしまうからです。
またかつての米国歴代大統領のように北朝鮮に対してここまで強硬姿勢で攻める大統領はいなかったことも要因ですね。
金正恩氏もトランプ大統領に対して、核兵器を武器に交渉するのは難しいと気付いたということです。
とはいえ、多くの国民を犠牲にし作り上げた核の技術、なかなかすぐに手放すのも難しいと考えられるので、米朝間の交渉は長期的に継続されていくでしょう。
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