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世界の大手企業Appleってどんな会社?
appleは皆さんご存知ですよね。
iPhoneを販売し、スマートフォンというジャンルを世間に広げた企業です。
それだけ世界に与える影響が大きい企業であり、時価総額は一時なんと110兆円を突破しました。
【関連記事】apple株時価総額1兆ドル(約110兆円)突破!米国市場を代表するFANG銘柄
日本で1番時価総額が大きいトヨタが20兆円なので、その大きさの規模が分かるかと思います。
しかしながら現在、apple株は大幅に下落している状態が続いています。
この大幅な下落には、一体どのような理由があるのでしょうか?
apple株が下落している3つの要因
①米中貿易摩擦による影響
apple株下落の1つ目の要因が米中貿易摩擦による影響です。
現在米国は中国からの輸入に対して、関税を設けています。
逆に中国側も米国に対して関税を設けるという貿易摩擦の状態なのです。
【関連記事】貿易摩擦をわかりやすく解説! 米中の貿易戦争の影響は!?
このようなニュースが出ると、appleは中国での売り上げが一定数あるため、中国関連銘柄としてし売られてしまいます。
貿易摩擦が高まれば、貿易戦争へと発展する恐れもあり、中国でapple製品の販売を規制するといった事も起こりうるわけです。
②中国企業の台頭
2つ目の理由が中国企業の台頭です。
ファーウェイという企業をご存知でしょうか?
この企業はスマートフォンを中心に販売している企業なのですが、下の画像をご覧ください。
参照:BCNR
そうです。全くiPhoneそっくりなんです。
しかもiPhoneよりも安いため、そこまで携帯端末に拘らない方は、ファーウェイの端末を選ぶ人が多くなっているそうです。
なぜここまでiPhoneに類似した製品が出回るのかというと、中国企業は米国の技術を盗んでいるからです。
米中が貿易摩擦となった要因は、正にこの米国からの技術移転や知的財産権の侵害が要因で、トランプ政権も中国側に、そういった目に見えない権利の保護を求めているからなのです。
2018年にファーウェイの幹部が逮捕されたのも、報復の一種だといえますね。
このような背景の元、ファーウェイの商品を買う人が増えた結果、iPhoneの売り上げは鈍化し、想定していた水準まで伸びなくなってしまったということになります。
③中国景気の減速
3つ目の要因は中国景気の減速です。
中国経済は現在、今までのような成長をすることが難しくなっています。
日本もそうですが、ある程度成長し先進国になった国というのは経済成長率が低下する傾向にあるからです。
最近では中国の景気を表す経済指標でもネガティブな結果を示すものが増えてきました。
元々apple は中国における売り上げが大きな割合を占めていましたので、こういった中国経済の減速の影響をダイレクトに受けているということになります。
今後のapple株価
米中貿易摩擦の行方がカギ
appleの株価の下落した要因を分かっていただけたかと思います。
今後appleの株価が元の水準に戻る為には、米中貿易摩擦の解決が必須です。
米中貿易摩擦で具体的な解決案が出ないようなら、今後更にappleの株価がは下落する可能性があると言えるでしょう。
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