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アクティブ運用の投資信託ってなに?
アクティブ運用とは、投資のインデックスを上回るように運用を行う投資法です。
つまり市場の平均以上の利益をアクティブに取りにいくという運用方法になります。
一時期はこのアクティブ運用の投資信託が流行り、インデックス型よりもアクティブ運用だという流れがありましたが、現在は逆にインデックス運用の投資信託が人気ですよね。
投資信託の運用方法がアクティブ運用からインデックス運用に切り替わっていった背景には実は理由があります。
その理由は単純で、アクティブ運用は結局儲からないということが判明したからです。
【関連記事】パッシブ(インデックス)運用とアクティブ運用の投資信託の違いは!? どちらが有利?
アクティブ運用が儲からない3つの理由
アクティブ運用が儲からない理由は主に3つあります。
①手数料が高い
まず一つ目の理由は、手数料が高いという事です。
アクティブ運用においては市場平均を上回る投資を行わなければいけないため、当然人件費やリサーチする上での調査費用がかかってきます。
そういったコストがかかるためどうしても投資信託を購入する際の手数料が大きくなってしまうのです。
インデックス型の投資信託は指数に連動させるだけですので、そういったコストがかからず、購入手数料が0ですが、アクティブ運用では購入時に3%程かかってしまいます。
その3%のコストが運用成績において非常に大きな負担となってしまうのです。
②本当に利益を出せるファンドを見つけるのは難しい
またアクティブ運用の投資信託を選ぶ際に、本当に儲けを出せるファンドを見つけるのは困難だということが二つ目の理由になります。
確かにアクティブ運用の投資信託のなかでも儲かるファンド存在しますが、それをピンポイントに特定するのはほぼ不可能なのです。
特に現在は投資信託の数も非常に多くなってるので、数ある中からあたりは見つけるのは至難の業だといえるでしょう。
③ドローダウンが激しい
またアクティブ運用は積極的に利益を取りに行くという性質があるため、ドローダウンが大きくなります。
儲けられる時は儲けられるのですが、どうしても一度のドローダウンで大きく負けてしまうとう性質があるのです。
というのも市場がリスクオフの際もアクティブ運用では、積極的に利益を取りにいかなければいかないため、大負けしてしまう可能性が高くなるというのが要因です。
本来であればリスクオフの局面で、ポジション量を減らすなどの措置を取るべきですが、投資信託などのファンドはそういった調整ができないというわけですね。
アクティブ運用よりパッシブ運用がおすすめ
以上の事からもアクティブ運用の投資信託を買うよりもパッシブ運用のインデックス型の投資信託を買う事をおすすめします。
リスク分散で大負けを防げる
なぜパッシブ運用がおすすめかというとパッシブ運用はインデックスと連動するので、リスク分散できるからです。
どういうことかというと、インデックスとは日経平均などの指数であり、そういった指数は何百もの銘柄を合計し計算されているので、必然的にリスクの分散ができているというわけです。
よってアクティブ運用程、大きなドローダウンになることは可能性として低くなるのです。
手数料が安い
またパッシブ運用はインデックスに連動させるという投資手法なので、リサーチ費用や人件費がかかりません。
インデックスに連動する商品を作ってしまいさえすれば、あとは何もする必要がないのです。
その分、アクティブ運用に比べ手数料が安くなります。
運用成績というのは手数料のあるなしで大きく変わりますので、アクティブ運用よりもパッシブ運用に優位性があるとうことになります。
まとめ
以上の事からもアクティブ運用の欠点を分かっていただけたかと思います。
アクティブ運用の投資信託を買うぐらいなら、ご自身で複数の銘柄を購入しましょう。
最もリスクが低く、期待値が高い投資法はパッシブ運用であるインデックス型の投資を毎月積み立てるという運用方法です。
詳しくは下の記事を参考にしてください。
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