リスク回避でドルが売られ、円が買われるのはなぜ?円高になる2つの理由を元為替ディーラーが解説!

市場におけるリスク回避の円買いとは

皆さんは市場における「リスク回避の円買い」という言葉をニュースや新聞などで見聞きしたことはありますでしょうか。

「ポジティブな材料が一切出ない中で、リスク回避の円買いに拍車がかかっている」。みずほ銀行の田中誠一氏はこう指摘する。これまではリスク回避局面でも円以上にドルが買われてきたことで、円の対ドル相場は緩やかな円安・ドル高基調となってきた。

引用:日経新聞

上の記事でも書かれているように、相場の世界ではリスク回避における円買いという言葉が非常に良く使われています。

しかし、リスク回避の円買いと言われてもなぜリスク回避で円が買われるのかという買われるのかというイメージがなかなか沸かないかと思います。

よって今回はなぜリスク回避により円が買われるのかという理由について、説明していきたいと思います。

リスク回避で円が買われる2つの理由

①市場参加者の共通認識

まず一つ目の要因として市場参加者に、リスク回避の局面においては円が買われるという共通認識が存在するからです。

メディアがリスク回避の局面には、円が買われるといった報道を繰り返し行うことによってリスク回避の円買いという共通認識が生まれたのだと思います。

市場というものは、結局市場参加者の心理で形成されていますので、市場参加者が下がると思えば売られますし上がるとと思えば買われるのです。

②キャリートレードの巻き戻し

二つ目の理由としては、キャリートレードの巻き戻しが起こるためです。

キャリートレードとは、機関投資家が円など金利の低い通貨で資金調達をし、それを金利の高い外貨に換え、債券や株式で運用することです。

日本の金利はほぼ0%で推移しているため、機関投資家は日本円で資金を調達し金利が高いドルで運用するというわけですね。

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もし仮に市場のリスクが上がり、機関投資家が損を抱えますと当然損切りをしてポジションを解消する必要がでてきます。

ポジションを解消すると、ドルから円に通貨を交換することになりますよね。

このドルから円への流れこそ円買いドル売り圧力となりリスク回避の円買いとなるのです。

まとめ

相場の世界ではなぜ為替や株が、上下したのかということを常に考え続けるのは非常に重要な要素となってきます。

自分自身で相場の動きの要因を考えるような金融リテラシーを積極的に身に付けていきましょう!

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