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オリエンタルランドとは
今回は東京ディズニーランド(TDL)、東京ディズニーシー(TDS)を運営するオリエンタルランドの株価が上昇し続ける理由についてお話していきたいと思います。
ちなみにオリエンタルランドは米国のディズニー社とは資本協力、株式持ち合いなど資本提携は一切行われいません。
要するにフランチャイズとして、ミッキーなどのキャラクターを使わせてもらう代わりに米国ディズニー社へロイヤリティーを支払っているということになります。
世界中にディズニーランドは数多く存在しますが、米国ディズニー本社と資本関係がないのは実は日本のオリエンタルランドだけなのです。
株価は8年で7倍に
株価をご覧いただくと分かりますが、オリエンタルランドの株価は2010年度には1500円程であったにも関わらず、2018年度には12,000円台と8年で株価が7倍まで急成長を遂げています。
この成長には、オリエンタルランド経営陣の着実な経営方針の元、事業拡大してきた結果であるともいえますね。
オリエンタルランドの株価が上昇する3つの理由
それでは具体的にオリエンタルドの株価が上昇した理由について見ていきましょう。
①強気な値上げ設定
まず一つ目の要因としては、強気な値上げ設定による収益の上昇です。
オリエンタルランドは、ディズニーランドの入園料を年々と引き上げてきたことはご存知でしょうか。

参照:ディズニー特集
開園当初は3900円だった入場料が今では7400円と約2倍になっていることが分かるかと思います。
バブル崩壊以降、企業は値下げ競争に移りました。しかしそのような環境下でも積極的に値上げをしていったのは本当にすごいと思います。
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値上げしても客足が途絶えないというサイクルをオリエンタルランドは作り上げたわけですね。
②積極的な設備投資
この値上げしても客足が途絶えないというサイクルをオリエンタルランドはどのように作り上げたのでしょうか。
これは積極的な設備投資です。
開園当初はディズニーランド(TDL)しかありませんでしたが、積極的な設備投資により2001年には東京ディズニーシー(TDS)を開園しました。
今でも積極的な設備投資は続けられており、2022年度までには東京ディズニーランドと東京ディズニーシーに隣接する駐車場を転用し、東京ディズニーシーの敷地を拡張する予定のようです。
参照:オリエンタルランドHP
この設備投資にはなんと2500億円もの資金がかけられるそうです。
値上げしても値上げ分のサービスを顧客に返し、また顧客がリピートしてくれるというサイクルが生まれているわけですね。
③円安による訪日外国人の増加
また円安による訪日外国人の増加も株価を押し上げた要因です。
株価をみるとちょうど2014年あたりから上昇しているのが分かるかと思います。
参照:ヤフーファイナンス
2014年はアベノミクスが始まった時期であり、ドル円も80円台から120円台の円安になった時期です。
この円安による流れを受けて外国人観光客が増え、入園者の数も爆発的に増えていったのです。
つまりオリエンタルランドは円安により、株価が変動する銘柄ということですね。
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まとめ
さて、オリエンタルランドの株価上昇の理由について説明してきました。
こういった右肩上がりの銘柄というのは、上昇局面で買うのは抵抗がありますよね。
しかし、このようなきれいな右肩上がりの企業というのはその後も上昇する可能性が高いのです。
アップルなどが良い例ですよね。
このような銘柄をまだ株価が上昇していない段階で見つけるのが、株式投資の醍醐味と言えるのではないでしょうか。
下の記事では、オリエンタルランドの株主優待についても紹介していますので、興味ある方は参考にしてみてください。
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