日本で「貯蓄から投資へ」が進まない3つの理由をわかりやすく紹介!政府が進めている政策とは?

「貯蓄から投資へ」とは?

みなさんは「貯蓄から投資へ」という言葉を聞いたことがありますか?

「貯蓄から投資へ」とは個人投資家の資金を市場に呼び込もうと、政府主導で進められてきた、政策のスローガン的なものです。

具体的には、銀行窓口での投資信託の販売解禁や、株式の売買手数料の自由化などの規制緩和などです。2005年には郵便局でも投信を販売できるようになりました。

このような規制緩和により個人の投資を促し、新しい産業や企業を資金調達面で支援するほか、経済を発展させるという政府の思惑があったわけですね。

確かに「貯蓄から投資へ」という流れから昔と比べ、日本における投資は世間に広まってきたと考えられます。

しかしながら、世界的に見ると日本人の資産に占める現金・預金の割合は、先進国の中で比べると、未だに高い水準となっています。

上の図をみると特に米国との違いが顕著です。

米国人の金融資産の現金・預金の割合が13.4%であるのに対して、日本では51.5%と約4倍ほど現金・預金の割合が非常に高くなっています。

これは「貯蓄から投資へ」という流れは、世界的に見るとそこまで進んでいないということを示唆しています。(多少進んではいますが。。。)

今回は、政府主導でやってきた政策である「貯蓄から投資へ」が、世界的に見るとなぜそこまで進んでいないのかということについて、日本独自の背景を元に説明していきたいと思います。

日本で「貯蓄から投資へ」が進まない3つの理由

それでは日本で貯蓄から投資への流れが進まない理由について説明していきたいと思います。

①日本人の現金至上主義

まず一つ目の要因が、日本人の現金至上主義です。

どういうことかというと、日本人はなにかしらと現金を信用し、現金を持っていれば安心する傾向にあるようです。

株式投資などの運用を進められた際に、損をしたくないからという理由で運用をしない方って結構いますよね。

これこそまさに現金至上主義だからこその考え方です。

しかしながら、現金で保有したとしても、円安やインフレーションで実質的な円の価値というのは減価しているのをご存知でしょうか。

例えば10年ほど前はマクドナルドのハンバーガー1つ60円で食べられたのが、現在は1つ100円ですよね?

しかしながら日本では現金を持っていれば安心だという考え方が邪魔をし、自分が保有する実質的な円の価値が減少しているということに気付くことができないのです。

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②日本の株式市場の黒い歴史

二つ目の理由が日本の株式市場における黒歴史です。

今では個人でも気軽に株式運用を始められるようになりましたが、数十年前は株主総会における総会屋や、インサイダー取引などが蔓延し、個人が市場で運用できるような土壌が整っていませんでした。

そういった要因もあり、米国市場が歴史上初の高値を更新する中、日経平均株価はバブル期の最高値38,915円を未だに更新できない状態が続いているのです。

つまり日本人の投資に対するイメージは「危ない」ものという認識になってしまったわけですね。

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➂日本人の金融リテラシーの欠如

三つ目となる最後の理由が、日本人の金融リテラシーの欠如です。

日本人の金融リテラシーは非常に低いです。様々な要因が考えられますが、一番の要因は日本において「お金」の話をすることは「きたない」というイメージがあるからではないでしょうか。

学校教育でも国語や算数は学びますが、お金については学びませんよね。

米国などでは、お金に対するしっかりとした教育制度がありますが、日本にはまったくそういった知識を身に付ける場が存在しないのです。

まとめ

以上のように日本において、貯蓄から投資にという流れがなかなか進まない理由について理解していただけたかと思います。

ただ、現在は着々と投資の制度が整ってきており中には10万円以下ではじめられる運用方法もあります。

理屈は理解していてもなかなか投資に踏み切れないという方もいるかと思います。(私もそうでしたm)

そういった方はまずは小額から資産運用を始め、運用に慣れるというところから始めてみてはいかがでしょうか。

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