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FXにおけるスプレッドとは
FX会社は基本的に取引手数料をとっていません。一方で顧客からの注文を受け、スプレッドによって鞘を抜き、収益を上げています。
つまりスプレッドはFX取引における私たち個人投資家のコストとなるのです。
しかしこのスプレッドは場合によっては急速に大きく広がり、我々個人投資家は莫大な損失を被る可能性もあります。
相場におけるスプレッド拡大による損失を防ぐために、今回はFX取引においてスプレッドが急に広がってしまう理由についてお話していきたいと思います。
スプレッドが広がる理由を知っているのと知らないのでは、トレードにおけるパフォーマンスが大きく変わってきますので、この機会に知っておきましょう!
スプレッドの仕組み自体よく分らないという方は、下の記事を参考にしてください。
【関連記事】FX取引におけるスプレッドってなに?知らないと損をするFX取引のスプレッドの仕組みについてわかりやすく解説!
FX会社のスプレッドが急激に広がる2つの理由
それでは早速スプレッドが急激に広がる理由を見ていきましょう。
主な理由は次の2つになります。
①カバー先CPのスプレッド拡大
まず一つ目の理由がカバー先CPのスプレッド拡大です。
基本的にFX会社は我々の注文を、銀行などのCP(カウンターパーティー)にカバーすることによりリスクヘッジしています。
参照:FXクリアリング信託
しかし、銀行側のスプレッドが拡大すると銀行にカバーすることができなくなってしまいますので、我々顧客に対しても必然的にスプレッドを広げて提示することになるのです。
銀行側のスプレッドが広がるタイミングとしては、為替レートが急激に動いた際や、指標発表時などです。
よってこのようなタイミングにおけるエントリーには、どれだけスプレッドが広がっているのかという注意を払うようにしましょう。
②カバー先CPが一時的に少なくなる
もう一つの理由がカバー先CPが一時的に少なくなるタイミングです。
このタイミングとはどのような時かというと、祝日や年末年始、クリスマスなど市場参加者が少ない時です。
直近の具体的な例ですと2019年1月3日のドル円相場などです。

参照:みんかぶFX
ドル円は約10分間に一瞬で3円程の大暴落となりました。
ここまで一気に下落した要因は市場参加者が少ないということと、ある一定の価格まで下落したらドルを売るというアルゴリズムが働いたからでしょう。
あるFX会社はこの時のドル円のスプレッドを200pipsで設定していました。
つまりCP側のレート提示も広がっていたため、顧客に対しても広げざる負えない状況だったということですね。
このような時期ににおけるエントリーは避けた方が無難であるといえるでしょう。
FX取引をやってはいけない時期について下の記事でまとめましたので、参考にしてください。
【関連記事】年末年始の相場は動かない!?クリスマスはFXをしてはいけない?
まとめ
FX会社のHPを見よう
スプレッドが広がるタイミングについては理解していただけたかと思います。
しかし、FX初心者にとってはどのようなタイミングで急変するのか、その急変に伴いスプレッドが拡大するのかという事は非常に判断が難しいと思います。
そのような時はFX会社のホームページをみるようにしましょう。
どのFX会社もスプレッドが広がりやすいことが見込まれる相場においては事前に通知しているはずです。(下図参照)
参照:YJFX!
またこのような相場を大きく動かす旬な情報は、twitter内でつぶやかれる傾向にあります。
下の記事におすすめフォローアカウントを紹介しておきましたので、よかったら参考にしてください。
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