FRBはなぜ利上げをするのか?利上げをする理由はただ1つ!

FRB(米連邦準備制度理事会)ってなに?

FRBとは全米にある12の連邦準備銀行を統轄し、米国の金融政策を決定する機関です。

日本でいうところの日銀にあたり、米国景気がどうなるかということもFRB次第といった点で、非常に大きな決定力と影響力を持っています。

最近ではFRBが利上げするかどうかを巡ってマーケットが非常に大きく反応する傾向ががあります。

基本的に利上げをするという報道が出ると株価が下落する傾向にあります。

つまり経済にとってはネガティブに働くわけですね。

この利上げを巡ってはトランプ大統領とFRBで対立姿勢が目立ち、この対立も市場のリスク要因となっています。

トランプ氏は先週のロイター通信とのインタビューで、FRBが利上げをすれば「愚かなことだ」と言及し、米国が「貿易戦争」に勝つために「金融緩和が必要だ」と述べていた。

引用:産経新聞

このような経済にネガティブな影響を与える利上げですが、FRBはなぜ利上げを行うのでしょうか?

今回はFRBが利上げをする理由を説明していきたいと思います。

FRBが利上げをする理由

リーマンショック後の金融緩和

米国はリーマンショック以降、景気を回復させるためにFRBが政策金利を引き下げていました。

金利が低くなれば、企業が銀行から資金を借り、設備投資を行うことで景気の活性化が見込まれます。

個人も金利が低ければ、借り入れを行い住宅ローンを組んだりと、基本的に金利を下げることは金融緩和となるのです。

米国はこの低金利と追加緩和によって市場にドルを大量に供給した結果、リーマンショック以降は過度なドル安を招くことになったのです。

一時は1ドル80円台に到達していた時期もありました。これはドルの価値が非常に弱まったという事であり、金融緩和は自国通貨の減価を招くことになるのです。

金融引き締め

以上の事から、金融緩和をし続けるということは過度な自国通貨安、つまり国内においてのインフレーションを引き起こすことになりかねないのです。

よって金融緩和という政策はどこかのタイミングで「金融引き締め」を行う必要があるのです。

この金融引き締めが、利上げであり、FRBは自国通貨安を招かないために利上げをしているといえます。

利上げをすると、その国の通貨の価値が上がります。市場参加者は金利の高い通貨で運用したいと思うため、通貨の金利が上がるとその通貨に買いが入るのです。

実際にアメリカが利上げを開始してから、ドル円はドル高円安傾向になっていることからもお分かりいただけるかと思います。

利上げの影響は?

さてそれではFRBの利上げにより、実際の株式市場や為替市場にどのような影響があるのでしょうか。

株価は下落傾向に

先程もお話しした通り、FRBが利上げをすると株価は下落します。

金利が上がると株式市場から債券市場にマネーが流れ、株が売られることになるからです。

よって株式投資をしている方は債券市場の利回りにも注目しておくと、なぜ株価が下落しているのかを把握できますよ。

具体的に見た方が良い指標として、10年米国債の利回りです。

世界的にも米国10年債の利回りは注目されています。この利回りの変動は株式市場にも大きな影響を与えており、利回りを毎日追うだけでもなにかしらの気づきがあるはずです。

円安ドル高傾向に

先程も説明しましたが、米国における利上げは円安ドル高を招きます。

基本的に金利が高い通貨は買われる傾向にあるからです。

詳しくは下の記事を参考にしてください。

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