目次
ファンダメンタル分析とテクニカル分析
ファンダメンタル分析=長期投資
今回はファンダメンタル分析を用いた投資方法をご紹介します。
結論から先に申し上げると、ファンダメンタル投資は長期投資に向いています。
ファンダメンタルのみで運用をするといった場合、短くても6ヶ月以上を見越してポジションを保有する事をおすすめします。
6ヶ月以下の短期売買で取引をしているという方はテクニカル分析を使って売買をしましょう。
この2つの違いを下の記事にまとめましたので参考にしてください。
【関連記事】テクニカル分析とファンダメンタル分析はどちらがいいの?2つの違いと有効性は?
FX取引におけるファンダメンタル分析で見るべき3つのポイント
それでは早速ファンダメンタル投資において見るべき3つのポイントをご紹介します。
①各国の長期債の金利差
まずは各国の長期債の利回りです。この長期債は10年債を見るようにしましょう。
例えばドル円を売買する場合は日本国債の10年債と米国債の10年債を見るようにしましょう。
現在日本国債は0%近くで推移し、米国債は3%程で推移しています。
金利が高い通貨は変われる傾向にあるので、ファンダメンタルズ的には米国ドル買い日本円売りといった投資判断が下せる事になります。
②各国の経済成長率
また各国の経済成長も通貨の動きに影響を与えることになります。
基本的に経済成長率が高い国というのは、景気が良いということになります。
景気が良い→企業が儲かっている→企業が儲かっている→国の税収が上がる
国の税収が上がるとその国自体が安定する事になりますので、国の信用に繋がり、国の信用を表す通貨は増価する事になります。
③各国の政策金利の違い
また政策金利の違いも通貨に影響を与えます。
例えば現在であればアメリカは段階的に政策金利を引き上げていくという政策を取っています。
政策金利が引き上がると①で説明した国債の利回りも上昇することになります。
一方日本は現在も政策金利0%を維持しているため①の金利は上昇しません。
そうなると米国の金利差が拡大するため、高金利であるドルが買われ、低金利である円が売られるため円安ドル高となるのです。
政策金利と為替レートの関係について、詳しくは下の記事を参考にしてください。
【関連記事】政策金利が変わると為替レートにも影響する!?政策金利を引き上げるのはなぜ?
まとめ
スワップポイントに注意
ファンダメンタルを基準とした判断基準を紹介しましたが、1つだけ注意点があります。
先程もファンダメンタルで投資をする場合は半年以上のスパンでといいましたが、そのようなロングスパンで投資する場合にはスワップポイントに気をつけなければいけません。
スワップポイントとは金利の低い通貨を持つ時、金利が高い通貨に対して支払う金利のことをいいます。
スワップポイントを支払う側の通貨を保有してしまうと半年間で非常に大きな損失となってしまいます。
よってファンダメンタルを考えたFX投資をする場合は必ず金利が高い通貨を保有し、スワップポイントをもらう側の通貨で運用するようにしましょう。
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