目次
ネットフリックスの株価がすごい!
FANGとは!?
FANGという言葉を聞いたことはありますか?
FANGとは米国のIT企業大手の頭文字をつないだ造語で米国の株式評論家ジム・クレイマー氏が提唱したものです。
交流サイト(SNS)のフェイスブック(Facebook)、ネット通販のアマゾン・ドット・コム(Amazon.com)、動画配信のネットフリックス(Netflix)、検索エンジンのグーグル(Google、現アルファベット傘下)の4社を意味しています。
これらの企業は現在の米国株高を牽引している米国を代表する企業ですが、これらの企業はどのように成長し、どのような要因で成功を収めてきたのでしょうか。
今回はFANGのなかでもネットフリックスに絞って紹介していきたいと思います。
ネットフリックスの株価は400倍!?
ネットフリックスと言えば月額で動画配信を行っている企業ですよね。日本にも進出しており、一番安いプランだと月額800円という低価格で動画が見放題になります。
私自身も加入しており、特におすすめは「ストレンジャー・シングス」というネットフリックスのオリジナル作品です。
オリジナル作品ですが、1話制作するのに数億円~数百億という規模の制作費用をかけている為、迫力もあり、ハリウッドの映画と比べても見劣りしません。
このネットフリックスの上場時の株価ですが、1株1ドルちょいで、直近では400ドルまで上昇しました。
つまり上場してから約100倍になったということです。
◆ネットフリックス株価
参照:ヤフーファイナンス
創業時に1万円投資していたら400万円になっていたということです。
これら米国のIT企業の株価上昇が米国株式市場を押し上げ、ダウ工業平均株価の過去最高値更新を後押ししたのです。
逆に日本ではこのような企業がないため、日経平均株価がバブル時、過去最高値の38,915円を更新できていないといえます。
米国企業はやはりすごいですね!
それでは米国経済を牽引するネットフリックスの成功の要因はどこにあるのでしょうか。
ネットフリックスの成功の3つの理由は?

①低価格での見放題
一つ目の理由が低価格での動画見放題サービスです。ネットフリックスでは800円という低価格で映画やアニメ、ドラマが見放題で提供されています。
頻繁に新作の動画が更新されますので正直一日中見ていても飽きません。
ネットフリックスが流行る前はTUTAYAやゲオに行き、見たい作品を見るというのが当たり前でした。私もよくTUTAYAに行って、1本300円でDVDを借りていた記憶があります。
5本借りると1500円ですから、そう考えると単純にネットフリックスはコスパがいいわけですね。
なおかつ家にいながら見たいものを自由に見れるという手軽さがユーザーの心を捉え、1億人以上まで会員数を伸ばすことができたのです。
②オリジナルコンテンツの作成
二つ目の理由はオリジナルコンテンツへの力の入りようです。
ネットフリックスはオリジナルコンテンツへの投資を惜しみません。
17年にオリジナルコンテンツを生み出すためなどに費やされた制作費は89億ドル(約9300億円)。コンテンツの償却費用(62億ドル)を大幅に上回るだけではなく、17年の売上高(116億ドル)の8割に達する。
引用:日経新聞
売上高の8割をオリジナルコンテンツに投資しています。
これだけの金額を投資しコンテンツを作れば当然ハリウッド顔負けのユーザー受けするコンテンツを作る事が可能になるわけです。
➂地域ごとのマーケティング
またネットフリックスはその国の人たちに合うコンテンツを提供するというローカライズに力を入れています。
よって洋画ばかりではなく私たちの好みに合いそうな邦画や日本のアニメなども数多く揃えています。
それだけその国の文化を知り、その国に合ったコンテンツを提供するというマーケティングができているといえますね。
まとめ
ネットフリックスの登場以降、一般のテレビよりもこのような会員制のメディアに視聴者は移行しています。
それだけ既存のメディアという媒体のあり方が変化してきている表れですね。
日本においても同じような事が起きています。例えば今の若い子供たちはテレビよりもユーチューブですよね。
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このユーチューブもFANGの一角、グーグルが運営しているサービスです。
このように既存のサービスやシステムを変えてしまう力を持つ企業というのは成長します。そのような銘柄を探してアーリーステージの段階で投資を行うというのが株式投資の醍醐味と言えるのではないでしょうか。
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