株を買ったら株券が送られてくるの?
株といったら株券をイメージする方も中にはいるかもしれません。
参照:wikipedia
実際に上の図のような株券を見たことがある人もいるかもしれません。しかし現在では2009年に「株券の電子化」が行われたため、紙の株券は存在しません。
紙の株券は、上場企業において、発行株式数の数だけ紙に印刷された株券を発行する義務があり非常に手間とコストがかかったんですね。
そういうわけもあり現在は電子化で株主の名義を管理しています。
株券は電子化された
株券の電子化とは、株主をコンピューターのデータベースで管理することです。
よって株主は株券を持っていなくても権利確定月にそのデータベースに名前が載ってさえいれば、株主として認識されることになります。
具体的には、証券会社、企業間で株の名義情報を管理している証券保管振替機構(通称、ほふり)がデータベースを管理します。
このデータベースを元に配当や株主優待が送られてきます。こちらからなにか申請するといった作業は必要ないというわけですね。
ただし、引っ越しなどで住所変更した場合は証券会社に登録している住所を変更しないと配当や株主優待を受け取ることができなくなってしまいますので注意しましょう。
タンス株を保有していた場合

基本的に株券は証券会社が管理しており株券の電子化に伴って一斉にデータベースで管理することになりました。
しかし、中にはタンス預金的に株券を自宅で保有していたケースもあるわけです。それをタンス株と呼ぶのですが、近年そのタンス株が見つかるケースが増えているそうです。
祖父母などが亡くなった際に金庫などからでてくるわけです。この見つかった株券は株券としての効力はありませんが、株主としての権利はあります。
よって以下の方法で電子化を行いましょう。
自分名義でタンス株を保有していた場合
可能性としては非常に少ないケースだと思いますが、自分名義のタンス株が見つかった場合は、自分が移したい証券会社のカスターサービスセンターに連絡しましょう。
少々事務的な手間がかかりますが、対応してくれますよ。
他人名義のタンス株を保有していた場合
他人名義のタンス預金を保有している場合は株主名簿管理人(信託銀行等)に問い合わせをおこないましょう。
この株主名簿管理人に問い合わせをするには信託銀行・証券代行がどこであるか調べる必要があります。
四季報などで調べる方法もありますが、分からなければその企業のIRに直接問い合わせましょう!
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