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メルカリって?
メルカリといえばフリーマーケットアプリの大手ですよね!
2018年の6月19日に東証マザーズに上場したばかりの若い企業で一時は公募価格の二倍の6000円台まで株価が上昇し話題を呼びました。
しかし現在の株価は右肩下がりの下落トレンドが続いている状態です。
メルカリの株価は下落中
参照:楽天証券
チャートを見ると上場初日に6000円台をつけ、その後一度も6000円を超すことはなく、公募価格であった3000円を割り込む場面もありました。
なぜメルカリの株価はここまで下落基調なのでしょうか?
メルカリの株価が下落する3つの理由
メルカリの株価下落の要因は3つ考えられます。
米国での先行投資によるコスト増
まず一つ目が米国での先行投資によるコスト増です。メルカリは日本市場よりも米国市場のシェアを取りに行くということを第一の目標に掲げています。
ロイターの取材 に応じた山田進太郎代表取締役会長兼CEOは、「米国での成功なしに国際的な成長は成し得ない」とし、米国市場で受け入れられたサービスは世界中に広がるとの見解を示した
引用:ロイター
つまり国内で上げた収益を米国進出のための先行投資としているのです。
結果、2018年6月期の決算をみると、売上高は前期比62.0%増の357億円と好調ですが、営業損益は44億円の赤字になりました。
楽天やLineも米国に進出し、失敗していることからも市場のメルカリに対する見方はネガティブなものとなっているのです。
経営トップの発言
二つ目は経営トップの発言です。
黒字化の時期について問われたCEOの山田氏は「メルカリのゴールは短期的な収益性を高めることではなく、中長期的に成長すること。いつまでに黒字化できるかは明言ができない。国内外で積極的に投資していく」と会見で述べました。
この発言を受け、将来の黒字化見通しが示せないことに対し、投資家がネガティブな反応を見せています。
他企業の参入
3つ目は他企業の参入です。
メルカリの成功を受け、楽天やヤフーもフリーマーケットアプリの事業を始めました。
収益頭である国内のフリマ事業を他社に取られてしまうかもしれないということも株価にネガティブな影響を与えているといえます。
メルカリの今後
米国市場がカギ
楽天とヤフーの参入により今後、国内におけるフリマサービス事業は間違いなく苦しくなっていくことが予想されます。
よって今後のメルカリ成長のカギは、現在先行投資をしている米国市場での成功が必須となります。
日本企業が米国に進出し成功する例は数少ないので、逆に米国で市場を伸ばすことができれば間違いなく株価も上昇するでしょう。
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