米国中間選挙
米国の中間選挙が終わりましたね。
下院は民主党、上院は共和党という「ねじれ議会」になりました。ねじれ議会となったことで今後のトランプ政権の運営は不透明になり、好きなように政策運営をすることができなくなってしまったことになります。
しかしながらねじれ議会になったにも関わらず株式市場は上昇しています。
参照:楽天証券
今回はねじれ議会になったのにも関わらずなぜ米国の株式市場が上昇しているのかをサクッと説明したいと思います。
ねじれ議会で株式が上昇している理由は2つ
この株価の上昇の理由は2つあります。
材料の出尽くし
まず一つ目が材料の出尽くしということです。
今回の中間選挙の結果は、市場の予想通りとなりました。結果、未確定な材料が出尽くしたとの見方から株式市場は買われる展開となったのです。
これがもし上院、下院共に民主党が勝つというような事になったらおそらく相場は大幅に下落していたことでしょう。
米国第一主義の緩和
2つ目は米国第一主義の緩和です。ねじれ議会になったことによってトランプ氏は米国第一主義政策を取りにくくなりました。
つまり今までのように政策をころころ自分勝手に変えられなくなったのです。
市場はそのことをポジティブに受け取り貿易摩擦の緊張が緩和されるとの見方から、株が買われ株式市場が上昇したのです。
今後について
今後については米国の政策金利の引き上げ次第で景気が大きく変わります。
おそらく来年の2019年の年末、FRBが政策金利の引き上げを終了するまではドル高、米国株式市場の上昇が続くでしょう。
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