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株式デイトレードを控えるべき日
株式におけるデイトレードは基本的に一日で取引を終わらせ、何度も取引を繰り返す短期トレードです。
この短期トレードを行う際に、市場で絶対的に必要とされる要素が2つあります。
- 豊富な流動性(出来高が多い)
- 値動き
この流動性と値動きもない相場で短期のデイトレードをしたとしても勝てる見込みはありません。
流動性がない相場
流動性のない相場というのは、取引においてコストとなります。つまり市場参加者が少ないためベストな価格で株を売り買いできなくなってしまうのです。
流動性がない相場においては見えている価格で約定出来ないことが多々あります。よって売買を繰り返せば繰り返す程、取引コストが上がってしまうことになります。
値動きがない相場
値動きがなければ利食いも損切りもできません。
特に流動性(出来高)が少ない相場においてはそもそも売買自体行われないので価格も変動しません。
上にも下にもいかない相場においては売買を控える事が無難でしょう。
流動性と値動きがない相場の共通点
実は流動性もなく値動きもない相場にはある共通点があります。それは毎年決まった期間に相場の流動性と値動きがなくなる期間が訪れるということです。
株式投資を控えた方がよい期間
株式投資を控えた方がよい期間は主に4つあります。
ここで紹介する4つの期間においては、短期トレードを避けた方が良いでしょう。
お盆の期間

まずお盆の期間は極端に市場の流動性と値動きがなくなる期間です。特にお盆の時期から値動きもなくなり、夏枯れ相場と言われています。
この時期は国内でもお盆休みとなる企業が多いので市場参加者が極端に減ってしまうのです。
クリスマス相場

海外ではクリスマスの25日に銀行が閉まります。たとえ日本が平日だとしても米国では11月25日は祝日になります。
米国市場が休場となるため日本の株式市場においても流動性と値動きがなくなります。またFXでは日本市場が平日だとしても25日は午後の取引ができなくなります。
海外銀行が休みのためFX会社が顧客の注文をカバー出来ないからです。午前の取引はできますが、スプレッドが拡大するため注意しましょう。
年末年始
年末年始は市場参加者が休業に入るため市場参加者が減ります。
機関投資家も年が変わるタイミングで無理な取引をしようとはせず、値動きがないため方向感も出ることはありません。
ただ市場参加者が少ない分、小型銘柄は大きな買いや売りが入ると一気に価格が動く可能性がありますので注意しましょう。
米国市場が祝日

クリスマス相場の時と同じで基本的に米国相場が祝日の場合、日本の相場が動くことはありません。
というのも世界において経済の中心はあくまでも米国であり、日本時間はそこまで重要視されていないからです。
また米国が祝日だと、海外の機関投資家も休みとなるため流動性も少なくなります。米国が祝日の際は取引を避けた方がよいでしょう。
「休むも相場」です!
流動性と値動きがないときにトレードを行っても勝率を下げるだけです。しっかりとしたトレード戦略を練り、売買チャンスがくるまでトレードは控えるようにしましょう。
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