日本銀行のマイナス金利政策の仕組みをわかりやすく解説! マイナス金利だと利息が取られる??

マイナス金利政策とは

参照:日銀HP

日銀が現在実施しているマイナス金利政策についてご存知でしょうか。

金利というものは本来であれば預けた側が金利を貰う制度ですが、マイナス金利となるとその関係が逆になり、おカネを預けた側が金利を取られるということになります。

マイナス金利実施直後は、個人の金利もマイナス金利の対象になるのかといったことも話題になりましたが、そもそもマイナス金利とはなんなのでしょうか?

今回は日銀が実施しているマイナス金利政策について説明していきたいと思います。

マイナス金利で銀行に預金すると利息を取られる?

マイナス金利では私たちが銀行に預けた預金に対して利息を取られるのでしょうか?結論からいうと私達が銀行に預ける預金に対しては利息を取られることはありません。

マイナス金利の対象は民間銀行

マイナス金利の対象となるのは、民間銀行です。民間銀行は日銀に一定額の金額を預けています。この預金がマイナス金利の対象となるのです。

それではマイナス金利の実施により経済にどのような影響を及ぼすのでしょうか。

マイナス金利の影響

  • 投資や融資の活性化
  • 日米金利差拡大による円安

投資や融資の活性化

マイナス金利を実施することにより、投資や融資の活性化が促されることになります。

マイナス金利下においては民間銀行は日銀に預金を置いているだけで金利を取られてしまことになります。よって金利を取られるよりは企業や個人に融資したり、国債を買って運用したほうが良いので銀行は積極的に投資や融資を行うことになるのです。

投資と融資が活性化することにより、世の中のお金回りが良くなり経済も活性化することになるのです。

日米金利差拡大による円安

また日銀がマイナス金利を実施することにより、日本の金利自体も押し下げられることになります。

現在、米国は段階的に金利を引き上げているため日本の金利が下がることによって日米金利差が拡大します。

日米金利差が拡大すれば金利が高いドルが買われ、金利が低い円が売られることになり円安となりますので、輸出企業の業績が上がり日本の景気自体も上向くのです。

参照:https://lets-gold.net/market/chart_gb10yr.php

上の図を見ると、実際に日米金利差が拡大すると円安が進んでいることがわかると思います。

具体的な円安円高による影響は下の記事をご覧ください。

【解説】円高、円安の影響!経済への影響は?輸出と輸入はどうなるの!?

マイナス金利によって今後考えられること

国内銀行の収益悪化

マイナス金利の影響として国内銀行の収益の悪化が考えられます。銀行は銀行に預け入れられた預金で国債を買い、利ザヤを稼ぐことにより収益を得ています

しかし現在マイナス金利によって金利が押し下げられ利ザヤによる収益が見込めなくなっています。結果銀行の収益が悪化し、特に地方銀行での収益悪化は著しいものになっています。

銀行手数料の上昇

銀行収益の悪化から今後銀行の手数料が引き上げられる可能性があります。実際に新生銀行などではATMにおける手数料無料化を廃止することを発表しました。

こうした手数料以外にも今後、口座管理手数料などがかかるようになる可能性があります。

銀行業界は今後、合併や吸収が加速していくと考えられるでしょう。

銀行の収益悪化について詳しくは下の記事をご覧ください。

銀行株が軒並み下落している理由は3つ!今後銀行の成長性はない!?

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