【解説】円高、円安の影響!経済への影響は?輸出と輸入はどうなるの!?

意外と知らない円高と円安の仕組み

円高と円安の仕組みを知ろう

今回は円高と円安の仕組みを説明していきたいと思います。現在1ドル=100円だとして1ドル=110円になれば円安、1ドル=90円になれば円高と表現します。

普段何気なくニュースなどで聞く「円安」「円高」ですが、実際経済にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

円高のメリット

  • 海外の輸入品が割安になる
  • 海外旅行に安く行くことができる
  • 輸入企業の原材料コストが低下する

海外の輸入品が割安になる

まず円高になるメリットの1つに海外の輸入品が安くなるということが挙げられます。円高とは円の価値が上昇する事なので、海外の製品を割安な価格で買うことができるのです。

ドル円が80円代の時に、海外へブランド商品を買いに行った方もいるのではないでしょうか?

海外旅行に安く行くことができる

また日本から海外に行く際の海外旅行費が安くなります。航空機代や現地での物価も円の価値が上昇することによって割安になるのです。

輸入企業の原材料コストが低下する

円高の企業のメリットとして挙げられるのが、原材料コストの低下です。輸入企業では海外から原材料を仕入れることによりモノを作り、それを販売することで利益を得ています。

円高により輸入する原材料コストが引き下がることによって、売上高が変わらなくても営業利益が上がることになります。よって円高は輸入企業の利益率を引き上げることになるのです。

円高のデメリット

  • 輸出企業の売り上げが落ちる
  • 訪日外国人の数が減る

輸出企業の売り上げが落ちる

反対に円高になるとデメリットも存在します。円高は海外から見た日本商品の価格を割高にしてしまいます。そのため海外からの輸入が細ることにより輸出企業の売り上げが落ちてしまうことになるのです。

訪日外国人の数が減る

また円高は訪日外国人の減少に繋がります。円高になることによって、日本円に為替を交換する際のレートが割高になってしまうためです。

円安のメリット

  • 輸出企業の売り上げが上がる
  • 経済成長する
  • 訪日外国人が増える

輸出企業の売り上げが上がる

円安のメリットは海外から見た日本製品が割安になるため輸出が増え、国内輸出企業の売り上げを上昇します。つまり自国通貨が弱いと海外から外貨が多く流入してくるため国内が潤うことになります。

例えば中国では当局が元の為替レートを敢て割安に固定することにより海外輸出を増やし、経済成長してきました。

しかし自国通貨を割安に維持するということは他国の貿易赤字を招くことに繋がりかねないので、どの国も慎重に行っています。中国はやりすぎたため現在米国と貿易戦争にまで発展してしまいました。

つまり円高よりも円安の方が国が潤いやすいということに鳴ります。

経済成長する

円安の環境下では輸出が増加するため海外からの外貨を呼び込むことができます。外貨が国内に入るということは、その分企業業績が上がるということです。

企業業績が上がると家計の給与所得も増えることになります。家計の所得が増えた分は消費に回るため、その消費によって企業業績が上がるといった好循環が起きるのです。この好循環は経済成長を促すことになります。

そしてこの循環には物価の上昇が伴います。そのため日銀は年間の物価目標を2%に設定しているのです。

訪日外国人が増える

円安になると海外から日本に訪れる際の旅行が割安になります。アベノミクス以降円安効果により海外のからの旅行客が過去最高を更新しています。

訪日客が増えることでインバウンド消費が増えることになるので日本企業にとってはプラスになります。

日本政府観光局(JNTO)が16日発表した2017年の訪日外国人客数(推計値)は、前年比19.3%増の2869万900人だった。16年(2403万人)を上回り、過去最高を記録した。ビザ発給要件の緩和や航空路線の拡充、クルーズ船寄港数の増加を背景に東アジアを中心に訪日客が伸びた。

引用:日経新聞

円安のデメリット

  • 輸入物価が高くなる
  • 海外旅行が高くなる

輸入物価が高くなる

円安のデメリットとして上げられるのが輸入物価の上昇です。円安は円の価値が低くなることなので、当然海外から輸入するモノの値段が上がることになります。これは原材料を海外から輸入し販売している企業の業績を押し下げることになります。

海外旅行が高くなる

海外の為替に換える際のレート条件も円安になると悪くなるため海外旅行も割高になってしまいます。アベノミクス以降に海外旅行に行った方は、割高感を実感しているのではないでしょうか。

まとめ

結局円安と円高どちらがいいのという話になりますが、過度な円安も円高もよくありません。そして何円で円安といわれ、何円で円高といわれるのかといった基準も曖昧です。

基本的には1ドル100円以下で円高傾向、1ドル100円以上で円安傾向であると認識しておきましょう。現在は112円なのでトレンドとしては円安傾向だといえますね。

円安と円高のメリット、デメリットを頭に入れ円安に動いたら〇〇を買い、円高に動いたら〇〇を買うというような戦略をあらかじめ立てながら取引を行うようにしましょう。

 

 

 

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