お金ってなぜ価値があるの?1万円札の製造コストはたったの20円!?

お金の価値ってなんだろう

お金の価値を考えたことはありますか?実は1万札を作るための原価、つまり1万円の紙代は20円だと言われています。

なぜ原価20円しかかからないで製造される1万円の紙幣は1万円という価値を持つのでしょうか。今回はその理由を説明していきたいと思います。

お金の価値は「信用力」

「お金の価値」とはズバリ信用力です。そして信用力とは、万人が信用できるものでなくてはいけません。

この万人が信用できる「信用力」を使ってお金の価値を保証するのです。

お金の価値の生まれ方

それではどのようにお金の価値を保証し、お金に価値を持たせるのでしょうか。

国が価値があるものだと保障する

このお金の価値を生み出すには信用力ある国が、「この紙は、1万円の価値がありますよ」と保証するのです。国が保証する事で、初めてその通貨は価値を持ちます。その価値は国の信用力に基づいているわけですね。

よってクーデーターやハイパーインフレ、国の財政問題などが悪化するとその国自体の信用力が下がる事になるので通貨も安くなります。

リーマンショック以降円高ドル安が続きましたが、これもリーマンショックを起こしてしまったアメリカに対する信用力の低下だと考えることもできます。

万人が価値のあるものだと認識する

また保証する発行体がなくても価値を持つ資産は存在します。代表例でいえば「金」です。金は中央銀行のようなものが存在するわけでもなく、国が発行している通貨とも異なります。

しかし恐慌時などは通貨の代わりに資産の置き場所として買われる傾向にあるのはなぜでしょうか?これは信用力ある主体が保証しなくても、「金は価値のあるものだ」という共通認識を万人が持っているからです。

ビットコインなどの仮想通貨も同じで、万人が価値のあるものだと認識しているからこそ、そこに価値が生まれているのです。

「信用力」がなくなった国の末路

それでは、発行体の信用力がなくなった場合はどのようになるでしょうか。実際にジンバブエではかつてジンバブエドルが国内の通貨として利用されていましたが、現在は信用力の低下により廃止されています。

ジンバブエドルの廃止

ジンバブエは財政赤字を埋め合わせるために、中央銀行が政府に求められるがままに紙幣を印刷しました。結果、市場ではジンバブエドルが溢れかえり貨幣価値を大幅に下落させました。2008年には5000億%のインフレになってしまったほどです。

参照:wikipedia

この表を見るとどれだけすごいペースでインフレが進んだかわかると思います。

理論上、政府は無尽蔵に紙幣をすることができます。しかし紙幣を刷れば刷るほどその紙幣の希少性が薄れるので通貨の価値も下落してしまうのです。またそのような国営をしている政府に対する信用力というのも当然ながら落ちてしまうのです

通貨の価値の下落に加え、政府の信用力の低下、このダブルパンチによってジンバブエ国民はジンバブエドルを廃止しなくてはいけない状況まで追い込まれてしまったのです。ジンバブエドル廃止後、現在は米国ドルが通貨として国内利用されています。

市場に通貨が出回りすぎると

ジンバブエドルの例でも分かるように、市場に通貨が出回りすぎるとその通貨自体の「希少性」を下げ「信用力」を毀損させることになります。

通貨の根源は「信用力」であり、「信用力」を保つためには供給量を管理し「希少性」を維持し続けなければいけないのです。

まとめ

お金の価値の根源は発行体に保障された「信用力」であると理解できたかと思います。人の認知次第で元は何の価値のないものに価値が生まれるというのが経済であり金融というものなのです。

日頃生活していて、何気なく感じる疑問に「なぜ」というアプローチで考える習慣を身につけましょう!

 

 

 

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