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新規上場(IPO)とはなんだろう
IPOとは、Initial Public Offeringの略語で、証券取引所に新たに上場することで誰でもその企業の株式を取引ができるようにすることいいます。
新規上場(IPO)株投資とは
IPO株投資とは、新規上場する銘柄を買う権利を抽選で手に入れ上場日に初値で売ることによって利益を出す手法です。
期待度が高い銘柄は、上場後に公募価格を上回ることが高いので初値で即売ることで利益を出すことができます。
ただ時価総額が大きい銘柄は初値で良い価格になる可能性が低いので、IPO株投資で狙うとしたら時価総額が小さい銘柄を狙うようにしましょう。
企業が新規上場(IPO)する目的は3つ
参照:Times suqaure
- 会社の事業資金を手に入れる
- 新規上場により多くの人に株式を保有してもらう
- 社会的な信用力を付ける
会社の事業資金を手に入れる
まず新規上場をする目的の一つに事業資金を手に入れるということが挙げられます。事業を拡大させるためにはどうしても資金が必要になります。
新たに株式を発行することにより、あらたな事業を拡大するための資金を得ることができるのです。
新規上場により多くの人に株式を保有してもらう
2つ目の理由は新規上場することにより多くの人に株式を持ってもらうことです。上場すれば東証1部や2部で株式の売買が行われるようになり、より多くの人に株を買う機会を提供することができます。
逆に上場していない会社の株は証券会社を通じて買うことができません。新規上場はそういった意味で、多くの株主を増やすきっかけになるのです。
社会的な信用力を付ける
また上場することによって社会的信用力も増し、会社として信用されるようになります。新規上場を行うにはそれなりに厳しい審査をパスしなければいけないため、その審査をパスした上場企業は他社からも信頼されやすいのです。
新規上場(IPO)する上でのデメリット
新規上場した場合、新規上場をする目的でも挙げたように様々なメリットが存在します。しかし上場したからこそのデメリット存在しています。
- 敵対買収(TOB)やお家騒動に発展する可能性がある
- 株主主体の経営が求められる
敵対買収(TOB)やお家騒動に発展する可能性もある
株式会社では51%以上の株式を持つことにより、実質的にその会社の経営をどのようにするかを株主総会で決定することができます。
よって企業の経営権欲しさに51%以上の株式を求め敵対的買収をしかけてくるファンドなども中には存在します。非上場企業であればそのような心配は必要ありませんが、上場したことによりそういったリスクも生じることになります。
また上場により多くの人がステークホルダーとなると、様々な思惑が生じる可能性もあります。最近ですと大塚家具のお家騒動が有名ですね。
詳しくは下の記事をご覧ください。
株主主体の経営が求められる
企業が上場した場合は株主主体の経営を求められることになります。というのも上場した場合はその企業の所有権が株主のものになるからです。
そうなると当然、会社の持ち主である株主の利益となるような経営が求められるようになり従来の経営方針での事業運営が難しくなるのです。
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